FHA 一般社団法人 足と靴と健康協議会

 
 

よくあるご質問FAQ

足と靴と健康について、よくあるご質問について回答をまとめてみました。
質問も随時承っております、こちらからどうぞ。

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I シューフィッティングについて

Q I-1
子供の靴は大事といいながら、幼児の靴サイズは10ミリ刻みです、なぜ5ミリ刻みの靴がないのでしょうか?また、売っているところがあれば教えてください。
A I-1.
幼児靴で5ミリ等差の商品はあります。ブランド「ピコ」(日本製)TEL:044-877-0750
Q I-2.
昨日、日ごろ履くことのない「パンプス」を購入しました。サイズ24.5は足全体が楽ですが、踵に小指1本入るくらいの余裕が出来、踵が浮き気味でした。選んだ24.0は、全体にぴっちり収まりすぎる感じで、革に第3趾の形が少し浮き出ます。革は延びるということなのでこのまま我慢した方が良いでしょうか?取り替えるべきでしょうか?
A I-2.
靴のサイズについてはメーカーごとに足入れサイズが異なるとお考え下さい。必ず店内を歩き履き具合をチェックしてください。シューフィッターにご相談することをお勧めしますが、この場合は他のパンプスに替えたほうが良いように思います。
Q I-3.
店で革靴(ソフトレザー)の爪先が少しきついと感じたとき、店員さんに「革は履いているうちに伸びるので、足になじんできますから大丈夫ですよ」と言われましたが、本当でしょうか?
A I-3.
天然皮革でも鞣の加工によって特徴が変わります。履いているうちに革は伸びますが、伸びることは別な意味で靴が変形する事です。一般的に、幅は伸びても長さは伸びないとお考え下さい。
Q I-4.
足が全体に細く甲も低めなのでサイズ合わせに困ります。敷き革を入れて履きますが、歩く際、靴の中でずれる事があります。敷き革は接着して使用した方が良いのでしょうか?
A I-4.
敷革を入れて履き心地がベストであれば、接着剤、両面テープなどを利用、靴内での動きを止めることが大切です。
Q I-5.
日本人と欧米人は体格、身体のプロポーションが異なります。足はどのように違うのでしょうか?また、欧米人の靴は日本人の足に合うのでしょうか?
A I-5.
細かくはいろいろありますが、一般的には欧米人は足長に対して足幅、足囲が細めなので、幅広が多い日本人の場合、靴は合い難いといえるでしょう。
Q I-6.
通信販売で買った靴がうまく足に合い具合が良いので、全く同じ商品をもう1足買いましたが、くるぶしがあたる、小指があたる、足が前に進むなど足に合いません。こういう事があるのでしょうか。
A I-6.
機械で生産される靴も製造の過程で必ず人の手が入ります。それは靴の製造には機械では対応できない手作業が必要な工程があるためです。また革靴の場合は使用する革に個体差(厚みや伸び方など)があります。そのため全く同じ商品でもフィッティングに若干のばらつきが出ますので、通信販売での購入時には注意が必要です。
Q I-7.
仕事の関係上、パンプスしか履けません。しばらく入院したら、体重がかなり減り、たくさんもっているパンプスがゆるくて履けなくなってしまいました。購入先で敷皮を入れてもらっても踵が緩み、爪が圧迫されうまく合いません。これらの靴はもう諦めるべきでしょうか。
A I-7.
靴のサイズ、調整は購入された店のシューフィッターと充分相談され、1足ごとに足と靴の状態を確認して、調整してみてください。
Q I-8.
ハイヒールを履くとなぜ疲れるのでしょうか。疲れにくくする方法があれば、教えてください。
A I-8.
ヒールの高さ60ミリ以上の靴では、歩行姿勢が変わる為に起こる現象です。疲れるのは足と靴が合っておらず、不自然な歩行のためと思われます。
Q I-9.
2歳の子供は生まれたとき股関節脱臼があったせいか、左右の足長が右13.5左12.5と1cm違います。靴屋さんで14.5cmの靴を勧められました。小さい足側の靴に出来る工夫はありませんでしょうか。
A I-9.
2足の靴を購入し左右あわせれば理想ですが、調整なら小さい足側の靴に踵と爪先を外してアーチから踏付けまで敷物(約3ミリ)を入れます。更に甲の裏部分にパッド(約3ミリ)を貼付け足が前に進みにくくなる方法をお薦めします。いずれもフェルト材などを両面テープで固定。履く時は踵を付け靴紐や面ファスナーなどで必ず甲を固定させて下さい。
Q I-10.
外反母趾にはどのような靴が良いのでしょうか。
A I-10.
それぞれ症状が異なりますので一概には説明できません。基本的に足は踏付け部が下がることで広がり甲が薄くなります。内側アーチも下がり踵が外に向くようになります。これらの状況に対して元の正常な状態に少しでも支えてくれる構造の靴と言う事になるでしょう。信頼ある靴店に相談される事です。
Q I-11.
革靴のサイズと同じサイズでスポーツ靴を購入、履きましたがキツク感じます。サイズは同じで良いのでしょうか。
A I-11.
革靴は歩行を考慮して爪先余裕を充分とっています(紳士約20ミリ・婦人約10ミリ)が、スポーツ靴の歴史は陸上競技で、記録を出す目的から革靴ほど爪先余裕を見ていません。結果的に革靴サイズより紳士で2サイズ上、婦人で1サイズ上あたりを目安として選んで下さい。サイズに頼らず自分で履いて歩いて確かめる事です。
Q I-12.
病院で作っていただいたインソールを使って靴を履く時の靴選びのポイント、注意事項など教えて下さい。
A I-12.
インソール(足底板)を作る前に、どの靴に入れるのかを決めてその靴に合わせてもらうことです。スポーツ靴のように厚めのインナーソールが入っている靴が良いでしょう。後からでは一般の靴に挿入できても足が入らなくなります。
Q I-13.
通販で革のスポーツタイプ靴を購入し、サイズも良かったので1日履きましたが、右の靴の親指付け根部分の上が食い込んで当たり散々な目にあいました。返品できないので履けるように何かよい方法があれば教えて下さい。
A I-13.
左に比べて右の方の寸法が少なく薄い場合、甲への食い込みが強くなる事が考えられます。アーチから踏付け部にかけてフェルトなどを敷いて足を上に持ち上げる工夫をしては如何でしょうか。その部分の甲革は柔軟剤を裏から浸み込ませてソフトにさせて下さい。うまく行かなければ逆方法でインナー(全敷)の踏付け部分から前を薄く削ぎ、舌下にフェルトを当ててみる。更には靴下の厚みを変えてみてはいかがでしょうか。