レースシューズ(紐付き) | スリッポン |
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パンプス | サンダル |
ブーツ | |
レースシューズ(紐付き) | |
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スリッポン | |
パンプス | |
サンダル | |
ブーツ | |
幼児靴 | 子供靴 | 高齢者靴 |
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幼児靴 |
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子供靴 |
高齢者靴 |
レースシューズは、内羽根式(バルモラル)と外羽根式(ブラッチャー)が代表的なものです。
いずれも履いたとき内外の羽根のはとめ穴が対称の位置にあって、羽根に対し紐が直角に並んでいることを確認しましょう。
結び目のところの羽根の開き具合は、靴紐をしっかりと結んだ時に内羽根で1cmくらい、外羽根で1.5cmくらいがちょうど良いです。内羽根はⅤ字型に、外羽根は平行に羽根が開いていると綺麗に見えます。また、ベロが長過ぎて足首に当たらないかチェックしましょう。
スリッポンは留め具が無いステップイン、甲を横切って細長いベルト状のものが取り付けてあるローファー、ゴアというゴム糸を織り込んだ伸縮性のある生地を調整具に用いたものの3タイプに区別されます。
写真のステップインは留め具が無いためにアッパー全体で足を保持しなければなりません。歩く時に靴の中で足が前滑りせず、圧迫される個所が無いこと、踵がすっぽ抜けないことを確認しましょう。
ローファーはベルトが足に対してちょうど良い位置に取り付けられていて、甲を部分的に圧迫していないかを確認します。
ゴアシューズはゴアの足への当たり具合、密着度などを確認してください。
パンプスは歩行のための道具というよりファッション商品ですから、フイッティングチェック以前に、まず足の形がその靴を履くのに適しているかを判断することが大切です。サイズも形状も合っていない足に履かれて、原形をとどめないほどに変形しているパンプスを街でよく見かけます。
パンプスは留め具も締め具も無い履き口の浅い靴なので、チェックポイントは靴の中で足がきちんと保持されるかの1点に絞られます。フィッティングするのが難しい靴のため、経験豊富なシューフィッターに慎重にチェックしてもらうことをお勧めいたします。
サンダルは足を覆う部分が少ないために、フィッティングが最も難しいタイプの履物です。
チェックポイントは、土ふまずのアーチラインがぴったり合っていること、爪先や踵が中底面からはみ出していないことの二つが基本です。
他には、土ふまずから趾関節への幅が足に対して充分あること(内も外も)、捨て寸(爪先余裕寸法)はデザインにもよりますが、5ミリくらいあることを確認してください。
ブーツとは、トップライン(履き口)がくるぶしよりも上にある靴の総称で、トップラインの位置によりアンクル、ショート、ハーフ、ロング、ニーハイなどに分類されます。
足部のチェックポイントは短靴とほとんど同じです。脚部はいずれのタイプもくるぶし周辺の踵周りを全体から軽く押さえて、ここがしっかり保持されていることを確認してください。また、ハーフ以上の丈では、筒の太さと形状が脚に対して合っていることが大切です。ロングブーツは膝を曲げた時にトップラインが太ももに当たらないことをチェックします。
幼児靴、子供靴、高齢者用など、靴は成長と老化の段階ごとに成人とは違うものが必要になります。
生まれたばかりの赤ちゃんの足は左右の大きさの違いが極端で、片方は10cmなのに一方は8cmしかないといったこともあります。しかし心配は無用で、3か月から半年もすれば小さい方の足はぐんぐん大きくなって見た目では分からないほど差が少なくなります。
幼児の足をレントゲンで見ると、豆粒のように小さい骨が点在しているだけで、まだほとんどが軟骨です。そのため足裏で全体重を支えることができないので、赤ちゃんは立てません。赤ちゃんが歩き出すのは両親にとって待ち遠しいものですが、まだ立てもしない赤ちゃんを無理に歩かせるのは禁物です。
幼児の成長は個人差が大きく、自力で立ち上がるようになると自然と歩き始めます。それまでは靴下や足カバーの類いは履かせない方が良く、最初に履かせる靴は歩くことよりも足の保護が目的になります。
幼児の足骨格は、大人とはプロポーションが異なり、立ったり歩いたりするには、まだ適していません。
歩き方も大人とは違い、踵を浮かせたまま爪先立ちに近い姿勢で足の外側を着地させて擦り足で歩き不安定です。そのため転ばないよう両脚を開いてヨチヨチと歩きます。
幼児は発汗が激しいため、足もいつもベタついています。皮膚も柔らかく、薄くて弱いので、幼児靴はこれらに対する配慮も大切です。
窮屈な靴は、お子さまの健全な成長を妨げるので避けましょう。幼児は基本的に毎日同靴を履くので、へたるのも早いです。定期的に買い替えましょう。お子さまは足が成長して自分の靴が小さくなったことに気が付きません。また、窮屈でも言ってくれません。親御さんがこまめにチェックしてあげてください。親御さんが分からない時は、お住まい近くのシューフィッターにみてもらいましょう。
https://fha.gr.jp/search
ブカブカな靴は、お子さまがそれを履いて動き回っている時に足が中で滑ってしまい、いざという時に踏ん張ることができないので、日常生活の中でもたいへん危険です。また、滑らないよう無理に踏ん張るので、足部に余計な力が入って大きな負担が掛かりトラブルの原因になります。「子どもの足はすぐに大きくなるから」という理由で大きめのサイズを選ぶことは絶対にやめましょう。
子どもの足は、幼児の頃は大部分が軟骨で、成長につれて硬い骨になっていきます。この過程を骨化といい、14~18歳頃までに完成するといわれています。
足の形はこの時期に決まります。成長期にきつい靴を履いていると、骨の正しい成長が妨げられたり、関節がずれて骨格が歪んでしまったりします。
子どもの足の成長は年齢と個人差により一定ではありませんが、1年におよそ10mm前後大きくなります。靴のサイズは5mm刻みのものが多いので、最低でも1年に2回は買い替える計算になります。そのためには、お子さまの靴が小さくなっていないか定期的にチェックすることが大切です。靴が小さくなったら、まだ履けても買い替えましょう。お子さまの足の健やかな成長を考えると安いものです。まだ履けても、上の子の履き癖のついた靴を鞄や洋服などと同じように、妹や弟に「おさがり」で履かせることは絶対にやめましょう。
子どもは自分で靴を買いませんので、靴選びは親の責任です。本人がおらず、親御さんがサイズだけで子どもの靴を買うことを見かることがあります。靴のサイズはあくまで目安で、メーカー、デザインなど、様々な要素によりまちまちです。靴を買う際は必ず本人に試着させてから購入するようにしてください。ジャストサイズが分からない時はお住まい近くのシューフィッターにみてもらいましょう。
https://fha.gr.jp/search
子供の足は未完成なので、靴で保護することも必要ですが、人間本来の成長を妨げるような過保護な靴は子どもの足を逆に弱くしてしまいます。足の病気や障害の原因の多くは、成長期に合わない靴を履いていたためというのが欧米では定説です。骨化完了前の子どもの足の骨は未成熟なために、合わない靴を履くと外的要因から正常な成長が妨げられ、そのことが30、40年後に足のトラブルとして表面化してくるのです。
そこで問題になるのが、幼稚園や小・中・高校における指定靴(ローファー)や上履きです。
これらは子どもの足のことが最優先に考えておらず、値段や耐久性などの親の都合と、子どもの集団行動を統制しやすいよう、履くのに時間が掛かる紐靴を禁止するなど、学校側の都合が優先されているのが実態です。シューフィッターはそれらの靴が子どもの成長に良くないことを理解していますので、ことある度に改善を求めていますが、靴の履き方を教育されない我が国では、 親も学校も行政もその重要性が分からず無関心です。その無関心の最大の犠牲者が皆様の大切なお子さまであることに、皆が気がつく世の中になっていくことも重要だと考えます。
「老化は足から」といわれます。歩き方も若い頃とは違い、幼児に似た点が多くなってきます。
高齢者の歩行の特徴は以下の通りです。
足の老化現象は個人により様々ですが、主なものは以下の通りです。
骨粗鬆症が原因で骨折しやすくなり、机や椅子の角にぶつけたぐらいでも骨にヒビが入ったり、折れたりします。骨折も大怪我ですが、 問題なのは骨折がもとで寝たきりになってしまう恐れがあることです。このため高齢者用の靴はまず転倒対策が最優先で、軽量化や保温なども考慮する必要があります。
我が国では高齢者のために設計された靴はあまり無く、成人用の靴を履くしかないのが実状です。そのため、次のような点に注意しながら自分の足に合ったものを選びましょう。
●高齢者用の靴選びのチェックポイント
靴のサイズは足部の長さだけではなく、足部の太さも考慮され決められています。
日本の靴サイズはJIS(日本産業規格)に基づいて足の長さ(足長)と太さ(足囲)、または足長と足幅の2箇所の寸法で表示するようになっています。
12歳以上は女性・男性用、11歳以下は子供用で確認します。
表の左の縦列が足の長さで、A、B、Cのアルファベットの下に示される横列が足の趾の付け根(趾関節)の太さと幅の数値になります。「23EEE」といったサイズ表記を靴底に見ることがありますが、その表示は、その靴に合う足の長さと太さの目安を表示しています。
ただし、サイズ表記はあくまで目安ですので、靴を購入する際は毎回しっかりと試着することが大切です。試着せずにサイズを見るだけで購入することはやめましょう。
また、海外の靴はサイズの表示方法が違いますので注意が必要です。
靴は不特定多数の人を対象に、ある一定の規格に基づいて作られてます。そのため、千差万別な足の形に対して、サイズ表示だけで合う合わないを判断することは難しいといえます。また、足の形は常に変化しています。長い年月の間はもちろんのこと、朝と夕方でも違いますし、体調によっても変わることがあります。
靴のサイズ表示は目安で、靴を購入する際には必ず両足で試着して、店内を歩き回り、フィット感を確認して、自分の足にあったサイズを判断することが大切です。
あなたの靴箱に並んでいる靴も、全てが同じサイズでは無いと思います。
靴のサイズ表記が目安であることは、意識していないだけで誰もが経験的に知っているのです。
インチに基づいた数字(足長)とアルファベット(足幅)で表示。1/3 インチ(約8.5mm)を等差(ピッチ)として、それに1/2のハーフサイズ(約4.2mm)を設けている。
足長は踵点(踵の一番後方に出ている点)から4インチ( 約101.6mm)の位置を0 点とし、1、1 1/2、2、2 1/2… と13 1/2まで続き、そこから改めて1、1 1/2、2、2 1/2… と繰り返す。前半の1 〜13 が子どもサイズで後半が大人サイズ、0 点より前は幼児サイズになる。
足幅は3/16 インチ(約4.7mm)ピッチでA-B-C-D-E-Fとなる。EE、EEE、EEEEは無い。
足長はイギリスサイズと同じだが起点が異なる。イギリスサイズよりも1/12インチ短い3 インチ11/12(約99.5mm)を0 点としている。
足幅のピッチもイギリスサイズと同じだが、表記はAAA−AA−A−BF … E−EE−EEE(3A−2A−A… E−2E−3E もある)となる。足囲は1/4 インチ(約6.3mm)ピッチ。
ヨーロピアンサイズ、あるいはコンチネンタルサイズとも呼ばれ、ヨーロッパ諸国で多く採用されているサイズシステム。フランスから派生したのでフレンチサイズと呼ばれることもある。
2/3cm(約6.7mm)を等差にしている。基本的にはハーフサイズを持たないが、他のサイズシステムとの換算の都合で一部ハーフサイズを設けているものもある。
ユーロサイズでは足幅表示はあまりしない。
日本の靴サイズは、その人の足寸法(足長/足囲)を表した「足入れサイズ」であり、靴の長さは捨て寸(爪先余裕寸法)をプラスしてある。例えば23.0cm表記の靴の内寸を測ると24cm 前後の長さがある。足囲は足の寸法で表しているが、靴型には締め付け率(ころし)が含まれる。
欧米の靴サイズはいずれも「靴型(ラスト)サイズ」である。靴型寸法なので表示サイズから捨て寸分を差し引いて靴のサイズをみる必要がある。
ex)ユーロサイズ36 は日本サイズ23cm に換算されることが多いが、計算すると36×2/3cm= 24cm となる。日本サイズに換算する時に捨て寸を考慮してサイズ換算していることが分かる(靴の実寸が24cm なので捨て寸1cm を差し引くと23cm の足長の人が履ける靴となる)。
このように欧米のサイズシステム(サイズの成り立ち)と我が国のサイズシステムは多くの点で異なっている。5mmピッチの日本サイズに8.5mmピッチの米・英国サイズや6.7mmピッチのユーロサイズを置き換えることはできない。
そもそも日本は「足入れサイズ」で欧米は「靴型サイズ」なのでサイズシステムそのものが異なる。
サイズ換算表は店頭で解りやすいように利便的に設けられたものであり、あくまで目安であることは上記の説明でお分かりいただけると思う。
紳士靴
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|||
日本
|
アメリカ
|
イギリス
|
フランス
|
23 1/2
|
6
|
5 1/2
|
38
39 40 41 42 43 |
24
|
6 1/2
|
6
|
|
24 1/2
|
7
|
6 1/2
|
|
25
|
7 1/2
|
7
|
|
25 1/2
|
8
|
7 1/2
|
|
26
|
8 1/2
|
8
|
|
26 1/2
|
9
|
8 1/2
|
婦人靴
|
|||
日本
|
アメリカ
|
イギリス
|
フランス
|
21 1/2
|
4
|
2 1/2
|
34 1/2
35 35 1/2 36 36 1/2 37 37 1/2 |
22
|
4 1/2
|
3
|
|
22 1/2
|
5
|
3 1/2
|
|
23
|
5 1/2
|
4
|
|
23 1/2
|
6
|
4 1/2
|
|
24
|
6 1/2
|
5
|
|
24 1/2
|
7
|
5 1/2
|
|
25
|
7 1/2
|
6
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