田中宏曉教授と関西をはじめとする各地の公園関係者が設立した(一社)公園からの健康づくりネットの理事も務める。この団体は、運動不足になりがちな都市生活者に良好な緑環境を提供し、「歩きたくなる、走りたくなる公園」のネットワークを活かした健康づくりに取り組んでいる。
1kmを移動するためのエネルギー消費量は、ウォーキングが約0.5kcal/kgなのに対して、スロージョギングなら約1.0kcal/kgです。“歩き”が最も省エネな移動手段だと分かります。しかし、速度を時速6km以上で移動しようとすると自然に走り出してしまいます。この速度では走った方が楽だからです。
そして時速6km以下でランニングすると、ウォーキングするよりもエネルギー消費量が多いにも関わらず、運動のきつさは変わらないのです。
すなわち、歩く速さでジョギングすれば、楽々エネルギー消費量を増やせるということなのです。