お医者さんはシューフィッター 整形外科医との連携に必要なシューフィッターの知識 橋間 誠

 整形外科医とシューフィッターが一緒に連携すればいろんな事が出来ると思います。それには整形外科医が靴の知識を身につけること。シューフィッターも靴だけにとらわれず、一人の人間の人生をより良くする為のお手伝いをするという事、という範疇で物事を考えていただけたら良いと思います。

 O 脚、外反母趾等の治療には靴選びが必要になってきますが、現在のところでは整形外科医とSF がお互い連携をとっているという 話は聞きません。いい靴を履きなさい、幅の広い靴を履きなさいなど、不十分な説明しかできていない整形外科医が多いと思われます。靴を一緒に選びましょうか、という先生はまずいません。



 理想を言えば、医師から「今後の足の変形を予防する為にはこういう靴を選んで欲しい。」という靴選びの目的をシューフィッターに連絡し、シューフィッターはその目的にあった靴の中から最適な靴を選ぶ。そしてSF が選んだ靴をもう一度ドクターが検証してみる。靴外来の内容を定期的にドクターはシューフィッターにフィードバックしていく。
こういうような連携が取れたらいいのではないかと思っています。

橋間 誠(はしま まこと)

医療法人橋間診療所理事長・院長(http://www.move-like-flowing.com/
メディカルフィットネススタジオムーヴ・ライク・フローイング施設長
日本整形外科学会認定医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本医師会健康スポーツ医
ネバダ州立大学公認 ピラティスインストラクター
・1966 年 生まれ
・1991 年 近畿大学医学部卒業
・1997 年 医学博士号取得
・2007 年 医療法人橋間診療所理事長・院長に就任
・2010 年 FHA シューフィッタープライマリーコース認定取得

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