1)カウンター部の剥がれ
写真2 はブーツのウェッジヒールが歩行時に靴がヒールアップ(ヒールの離床)させるときに起きる力でヒールが剥がされた事故である。
ウェッジヒールはシャンク形式と異なり、靴の土踏まず部分に弾力が無いためカウンター部にヒールを離床させる力が直接およぶ、また、屈曲位置がウェッジヒールの先端に集中してしまうことで負荷が大きくなり、かかと部が剥離してしまう。
ウェッジヒールの材料には軽量化を図るためにコルクや発泡プラスチック等が使用される事が多い。この材料では、釘止めやネジ止めでヒールの接合が不可能な場合が多く、そのため接着される事が多い。しかし、接着加工ではカウンターが挿入されていることで何重にも接着しなければならないことになり、技術的に工夫を要する個所をなっている。そこで、確認方法として写真4の様に引っ張り剥離して確認しておくことも大切である。