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中敷・既存パッドを使ったサイズ調整の知識とブーツのフィッテイング 講師 (株)そごう西武 そごう横浜店営業Ⅰ部 マイスター 林 美樹 氏

シューフィター養成講座プライマリーコースのパッキングワーク講師の林美樹氏に、昨年7月に改訂された新テキスト内容に沿った講義と実習をしていただきました。
現在のプライマリーコースでの実際の講義内容に準じた講座のため、シューフィッターは知っておくべき基本的なサイズ調整方法を中心に、すぐに売場で使えるお役立ち情報満載の講義と実習になり、参加者の皆様の満足度の高い講座となりました。

SFC 東日本副支部長 吉田 友則

林 美樹(はやし みき)

林 美樹(はやし みき)

(株)そごう西武 そごう横浜店営業Ⅰ部マイスター

FHA 認定上級(バチェラー)シューフィッター
シューフィッター養成講座
プライマリーコース講師、実技指導員

7.フェルト舌型の加工方法と装着手順

舌型は種類がいろいろあります。今日は厚さ3.4mmと1.7mm の2 種類です。厚舌型は少し潰れます。3.4mmが3mm になるイメージです。薄舌型は完全にプレスされていますので潰れません。それ以外にはアーチ型舌型とか4mm を超えるタイプもあります。使い分けが大事で、この2 種類が良いわけでは無いですが、FHA でも扱っていますので推奨しています。

販売時に緩い場合は必ず下のサイズを両足とも試着してください。下のサイズが販売不可の場合のみ、舌型調整をおこないます。

「ボール部をきつくする」という考え方が舌型の特徴です。林先生の感覚だとパンプスは厚舌型を入れることによって、足囲が2 つ小さくなります。例えばEE がDになります。薄舌型は1 つ小さくなります。 EE がE になります。

皆さん真剣な眼差しで加工していました。

中敷が剥がせない靴は両面テープで仮止めを行いました。その時、薄舌型と厚舌型との厚さの比較や、そのままの型で入れた場合と端をカットした時の比較、舌型の位置を前や後ろにずらした時の比較など、様々なパターンを自分の足で体感する実習を行いました。

実習中の参加者の様子

次回は「市販の中敷の使用方法」をお届けします。

 

 

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