はだしで砂浜を歩くように、靴を履かずに外を歩き回る事ができたら、どんなに気持ちが良いでしょう。足の指が5本とも活発に働き、血液の循環も良くなって、全身が健康的になれるでしょうね。
歩きやすくて健康に良い靴の条件は「足の歩行機能を妨げない」ことです。
正常歩行は、まず踵の外側で着地、外側から小指の付け根を通って親指の付け根に力が移動し、かかとが上がると同時に親指に力が加わる。第2指、第3指も使って、力強くけり出すのです。「あおり歩行」とも呼ばれています。無駄なエネルギーを使わず、きれいな姿勢で歩けます。
この歩行をする為には、靴はかかと回りをきちんと保持し、土踏まずをしっかり支えることが必要です。土踏まず部分がぐにゃぐにゃと軟らかい靴は適していません。そして、5本の指の付け根の所は十分に曲がり、親指のけり出しに無理がないことが求められます。
正常な歩行をしているかどうかは、靴のかかとの減り方で判断できます。図を見てください。
いずれにしても足の健康にははだしでいるのが一番なので、はだしで歩く時間をたくさん取りましょう。家の中は何も履かず、あるいは5本指の靴下を履いて、健康生活を謳歌(おうか)してください。