過去の特集記事

 

 

 

 

 

シューフィッター補習講座 ドイツ(フランクフルト)靴業界・研修旅行

レンデンバッハ・タンニン鞣し工場(トリアー)

レンデンバッハ・タンニン鞣し工場(トリアー) クロム鞣し工場しか見学したことがない方が多く、植物タンニン鞣し工場を見て今迄の知識に誤りが多かったことに気付かされた、の声を多く聞きました。原皮もブルではなくカウを使用していることや、皮膚の厚みを活かして削ったりしないこと、鞣し剤にする原料も4 種類を配合していることなど、特に目で見て学ぶことの大切さを痛感しました。

植物タンニン4種類 中でも繊維が壊れないように時間をかけてゆっくり仕上げる伝統的手法を守ることが、製品のクオリティの高さだけでなく、ほとんどがリサイクルされる合理性につながっているのだと感じました。鞣し工場特有の臭いが少なく水処理を含め自然に戻し環境を守っている。自然の鞣し材料を使い地球にやさしい。皮を大切に扱い1 年近くかけて鞣すのがいい。その時間手間が価格に反映される、大変な仕事だ。底用の革でありながらしなやかさと防水性、繊維質を壊さない工夫がすごい。品質にこだわり、働いている方々の素敵な姿と自信をとても強く感じました。大変勉強になり感激、とても良かったです。