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ユネスコ世界遺産でありながら、現役の工場として稼働していること自体が信じられない場所でした。おしゃれなデザイン建築であり、社員が自社の建物をとても誇りに思っている熱い思いが伝わってきました。20 世紀初頭に革新的なモダンデザインが果たした役割として、働く人のために窓ガラスを大きくとり自然光で明るい作業環境を作ったことにより、労働のモチベーションが上がったと伺い、外見だけでなく、中身にこだわる気質を感じました。靴型の制作室での作業は外からだけしか見ることが出来なかったのが残念でした。特にマスターモデル製作作業を見ることが出来なかったのは残念。日本で見た靴型工場、ハイテク機械による製造過程での大きな違いは特に気が付きませんでした。
別館のギャラリーもとても興味深く、戦争の歴史と共に靴産業が小さくなった事、靴型工場が違う分野の仕事も行っている事など知ることが出来ました。昔の靴が年代別に展示され、中でも世界的に有名なモデルやサッカー選手、俳優の靴は興味深かったです。
工場の解説は世界遺産が主で、靴型や靴関係の解説が少なかったのはもの足りなかった。
