アウターマッスル、インナーマッスルという言葉を聞いた事があると思います。アウターマッスルはボディビルダーが鍛えているように表面についている大きな筋肉。インナーマッスルは姿勢を保持する為の筋肉で体の奥に付いています。インナーマッスルとアウターマッスルこの2 つの筋肉を、うまくバランスを保ちながら鍛えていきますと姿勢のアライメントは保てます。メディカルフィットネスは整形外科
的に姿勢を分析し、トレーナーはその分析をもとに、患者さんに運動指導をしていきます。
インナーマッスルを鍛えるのに必要なのがコアトレーニングです。多くのフィットネスクラブが採用しているのがピラティスです。これはメジャーなコアトレーニング方法の一つです。ピラティスは姿勢を保持する為にドイツの看護師が考案した、怪我をした人のためのリハビリ用プログラムです。第一次世界
大戦中に負傷兵に対してのリハビリトレーニングとして考案されました。
今、イギリス、アメリカなどでは一般的にも病院の中でもピラティスは活用されています。大きく深呼吸することで、脊椎の動きを良くするだけでなく、精神的にも安定し、体幹のインナーマッスルが鍛えられます。筋肉ムキムキになったら困るんですという方がいますが、インナーマッスルが肥大しても筋肉表面は出てきませんので日常動作がなめらかに、動きが良くなっていくということなのです。ピラティスがプロ野球やJ リーグで採用されているのは身のこなしなどで外傷などが減る、というデータによるものです。