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中敷・既存パッドを使ったサイズ調整の知識とブーツのフィッテイング 講師 (株)そごう西武 そごう横浜店営業Ⅰ部 マイスター 林 美樹 氏

シューフィター養成講座プライマリーコースのパッキングワーク講師の林美樹氏に、昨年7月に改訂された新テキスト内容に沿った講義と実習をしていただきました。
現在のプライマリーコースでの実際の講義内容に準じた講座のため、シューフィッターは知っておくべき基本的なサイズ調整方法を中心に、すぐに売場で使えるお役立ち情報満載の講義と実習になり、参加者の皆様の満足度の高い講座となりました。

SFC 東日本副支部長 吉田 友則

林 美樹(はやし みき)

林 美樹(はやし みき)

(株)そごう西武 そごう横浜店営業Ⅰ部マイスター

FHA 認定上級(バチェラー)シューフィッター
シューフィッター養成講座
プライマリーコース講師、実技指導員

13.ロングブーツのフィッティング その1



これは筒幅がピッタリです。
問題はきつい時で、ロングブーツのファスナーが上がらない、上がったけれどパンパン、この時がシューフィッターの出番です。簡単に言えばファスナーがきちんと上がれば販売可能です。革も履いているうちに多少は馴染みます。

しかし、ここからが大事で、お客様に必ず「今の絞めつけは大丈夫ですか?」と質問してください。「大丈夫」と返答があれば、だんだん馴染んできますし、ストレッチャーでの対応が可能です。少しでも気になるなら販売不可です。ロングブーツの筒幅の締め付けはボール部より耐えられません。私も10年前に失敗したことがあります。

歩いた時にパカパカするが、サイズを下げたらきつくて痛い、捨て寸もない。そんな場合は「足うらサポートカップ」を使用します。これは半敷タイプで踵に合わせます。踵が少々持ち上がりますが、甲は止まります。これが最も効果が大きいので、「足うらサポートカップ」からスタートします。ハーフインソールなので指先はきつくなりません。土ふまずも少しサポートしますが、潰れてきます。その時が交換の目安です。

次回は「ロングブーツのフィッティング その2」をお届けします。

 

 

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