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SFC 東日本支部補習講座 QOR(クオリティ・オブ・ランニング)の高め方 講師 前田 誠 氏

報告者 SFC 東日本支部長 武田 剛
前田 誠(まえだ まこと)

前田 誠(まえだ まこと)Mightguy Lab 代表

シュースタイリスト
FHA 認定上級シューフィッター
シューフィッター養成講座プライマリーコース実技指導員
福岡マラソン公認コーチ

4.ランニングシューズの構造

「1:59:40」この数字が何を表すか分かるだろうか。

これは非公式ではあるが昨年キプチョゲ選手が出した人類最速のフルマラソンのタイムである。人類で初めて2 時間を切ったということで大きな話題を集めた。彼が履いていたシューズがナイキのアルファ・フライというシューズでカーボンプレートが3 枚も入っているといわれている。この後、オリンピックで使用できるシューズはカーボンプレートが1 枚まではOK ということに決まった。日本記録を出した大迫傑選手もアルファ・フライを着用していたが、プレートの枚数が違う仕様だ。

新旧のスポーツシューズの違いを考えてみると、新しいスポーツシューズはアッパーはニットメッシュのようなソフトな最新素材が使用されている。インナーソールに関しては2 〜6mm のEVA 系素材で取り外しができるものが多い。ミッドソールもEVA 系の軽い素材を使用している。古いスポーツシューズではアッパーにレザーやキャンバスを使用しているものが多く、素材は新しいものに比べ非常に硬く重い。

次回は「ランニングシューズに求められる機能」をお届けします。

 

 

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