【No.3】問題ある商品の見分け方(足指がぶつからないか・・・)
実際の靴選びで、機能的に問題がある商品の見分け方をご紹介しましょう。まず店内で歩いてみて、足指が前にぶつかったり、あるいはかかとが脱げたら、ほかの靴を探しましょう。次に靴を触って、以下のような問題がないかチェックしてください。
- 爪先が地面に触れそうに低い(反りがないと、つまずきやすく転ぶもと)
- 足指の付け根部分が曲がらない(足はこの部分が一番曲がるものなのです)
- 履き口の高さは外側より内側が低い(内側が深ければ足を包んで安定します)
- 中に手を入れ土踏まず部分を強く押すと爪先やかかと部分が上がる(土踏まず部が弱いと安定しない)
- かかとを指で下に押すと、爪先が上がりカタカタする(爪先の底面とヒールの接地面が合わないと変形します)
- ヒールの前の部分と地面にすき間がある(足を入れると、履き口が広がり包み込まない)
- かかと回りが柔らかく芯が入っていない(長く歩くと疲れます)
- 中敷きや裏地が汗を吸わない合成皮革材(足は1日コップ一杯分汗をかきます)
- 軽すぎ、柔らかすぎる靴底素材です(体重に負け、その部分が早くつぶれ、ひざや腰に負担がかかります。がにまたの人にもおすすめしません)
高齢の方でひざなどに痛みを感じていたら、履いている靴のかかとの減り具合を確かめてください。大きく外側がへこんでいたら、靴かヒールを変える必要があります。特に高齢者は、靴底の材質が石油系樹脂100%のスポンジ材は避けた方がよいでしょう。多少の重さがあって反発する、へたりのないものを選びましょう。