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中敷・既存パッドを使ったサイズ調整の知識とブーツのフィッテイング 講師 (株)そごう西武 そごう横浜店営業Ⅰ部 マイスター 林 美樹 氏

シューフィター養成講座プライマリーコースのパッキングワーク講師の林美樹氏に、昨年7月に改訂された新テキスト内容に沿った講義と実習をしていただきました。
現在のプライマリーコースでの実際の講義内容に準じた講座のため、シューフィッターは知っておくべき基本的なサイズ調整方法を中心に、すぐに売場で使えるお役立ち情報満載の講義と実習になり、参加者の皆様の満足度の高い講座となりました。

SFC 東日本副支部長 吉田 友則

林 美樹(はやし みき)

林 美樹(はやし みき)

(株)そごう西武 そごう横浜店営業Ⅰ部マイスター

FHA 認定上級(バチェラー)シューフィッター
シューフィッター養成講座
プライマリーコース講師、実技指導員

10.市販の中敷の種類 その2

「つま先クリーンプロテクター」です。厚さが0.6mmしかなく、こんな薄さで使えるのか? と思われますが、もともとは汚れ防止が目的でサイズ調整のための中敷ではありません。本来は素足で履くサンダルの汚れ防止のための物ですが、滑り止めにもなります。

販売時に効果的なのはサンプルを用意することです。販売員のどんな言葉よりもお客様ご自身が体感していただくことが一番、説得力があります。また、片足だけ装着して左右で履き心地を比べていただくと違いが分かりやすく効果的です。

厚いタイプと標準タイプがありますが、通常は標準タイプから使用します。全敷タイプは紐靴など、留め具がある靴に効果的です。特徴は爪先部は薄く、踵はカップになっています。中足部は膨らんでいて甲を押えます。全敷タイプとFHA オリジナルパッドの合わせ技も有効です。立体的な中敷きは効果的で、この程度の凹凸なら足を痛めることは無いと思います。

全敷タイプはパンプスには使用しない方が良いでしょう。パンプスに敷くと踵が抜けてしまいます。

次回は「市販の中敷の種類 その3」をお届けします。

 

 

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