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SFC東日本支部第1回補習講座 コロンブス松戸ファクトリー 見学&講習会

6 月 23 日(金)千葉県松戸市にある靴クリームメーカー(株)コロンブス様の松戸 FACTORY にて今年度第 1 回目の SFC(シューフィッタークラブ)東日本支部補習講座を開催しました。
内容は「工場見学」「革のお手入れ方法」「調整パーツの使い方」の3つで、コロンブス社員の方々による熱心なご説明により、充実した講座となりました。工場見学と講習の内容を報告いたします。
報告者 SFC 東日本支部副支部長 吉田 友則
コロンブス松戸 FACTORY

コロンブス松戸 FACTORY

竣工 1999年 4月 / 敷地面積 4030㎡ / 建物面積 7873㎡ JR 常磐線「北松戸駅」から徒歩10分

1F:出荷・搬入エリア / 2F:製品倉庫 / 3F:製品の充填・仕上
4F:製造 / 5F:原料・資材倉庫 / 6F:総合研究室

靴のお手入れ方法 その4 講師 三井 敏文 先生



以前、起毛革はブラッシングしてから履くようにお勧めしていましたが、あまり強い力で磨き上げると起毛を痛めてしまうので、最近は起毛用のスポンジをお勧めしています。台所用のスポンジを代用しても良いか?との質問がありますが、起毛革用とは密度が違うので使い分けた方が良いです。また、新品の歯ブラシを代用しても良いか?と質問があります。歯ブラシはナイロン製が多いですが、もし代用するなら柔らかい動物の毛が望ましいです。歯ブラシの硬い毛はコバ等のスポンジが入りづらい箇所に使用します。

起毛のアッパーは摩擦や汚れなどで、どうしても白っぽくなってしまうのですが、そのお手入れにはミストタイプとガスタイプの着色性スプレーがあります。最近はミストタイプが主力です。
次にゴムタイプのクリーナーですが生ゴムと消しゴムがあります。油汚れに特化しているのが生ゴムで、べたついた状態の起毛に使用するのに適しています。起毛革が擦れて黒くなっている状態は消しゴムタイプが良いです。

最近ではスウェード用のスプレークリーナーというのがあります。ガスタイプのクリーナーで、スプレー状に液が出ます。起毛が濡れているうちに擦ると汚れが落とせます。

Q&A

Q「アニリンとは何ですか?」
A「アニリンは水溶性の染料の染め方で、発色がすごく綺麗なのですが、色落ちします。ただし弊社のクリームは全てアニリン革に対応していますので安心して使用できます。」

Q「女性は靴のお手入れをあまりしないようですが、そのような女性消費者に対してどのような対応をしていますか?」
A「女性はクリーナー・クリーム・ブラッシング等を説明すると『もういいわっ』てお帰りになってしまうことが多いですね。そんな時はブリオクリームというのがありまして、一般的にデリケートクリームは塗って保湿効果はありますが艶感がありません。しかし、このブリオクリームはヒマワリワックスを使用することにより、塗るだけで艶感も出ます。なおかつエナメルやガラスレザーにも使用できます。普通のクリームはエナメルに使用するとくすんでしまいます。また撥水性もある程度あります。短い説明できちんとしたケアができる一品なので女性にもお勧めです。特に塗った後のべたつきがないので、ハンドバックや革小物にも最適です。」
「補足ですが、エナメル(パテントレザー)とガラスレザーの違いは、エナメルは革に 2液樹脂(ウレタン・アクリル)を均一に載せてあり、油分のある乳化性クリームを使用するとくすんでしまいます。」

次回は「調整パーツの使い方」です。

 

 

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